JR武蔵野線・
北総鉄道北総線 「東松戸駅」
徒歩2分

小児アレルギー科

アレルギーとは

小児アレルギー

私たちの身体には、もともと体内に侵入した抗原(細菌や異物など)を排除し、感染症などのリスクを防ごうとする免疫機能が備わっています。しかし、ときには特定の抗原に対して免疫機能が過剰に反応してしまうことがあります。これがアレルギーです。

当クリニックでは、気管支喘息、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎(花粉症)、アレルギー性結膜炎(花粉症)など、お子様のアレルギー疾患の診療を行います。これらの疾患は、治療期間が長期に及びがちですが、きちんと通院・治療していくことで、特に困ることなく日常生活を過ごすことができます。疾患・状態・治療によりますが、治癒が目指せるお子様もいらっしゃいます。当クリニックでもゆくゆくは舌下免疫療法の導入を検討しています。

このような症状の方は小児アレルギー科の受診を

  • 渇いた咳がよく出る
  • 繰り返し咳が出る、呼吸が困難になる
  • 食事の際にじんましんが出た
  • 食事の際に口がかゆい、腫れた
  • 食事の際に口の中がピリピリした
  • 食事の際にのどがかゆい、イガイガする
  • アナフィラキシーショックを起こした
  • 口の周りやのどがかゆい。
  • 口の中がピリピリする。
  • 湿疹があって、かゆい
  • 鼻の奥がムズムズする
  • 鼻づまりで息が苦しい
  • くしゃみが止まらないことがある
  • 透明でさらさらした鼻水が流れ出てきた
  • 頭がぼーっとする
  • 食事をしていても、味がよく分からなくなった
  • 目がかゆい、目に異物感がある

など

代表的なアレルギー疾患

気管支喘息、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎(花粉症)、アレルギー性結膜炎(花粉症)など

気管支喘息

気管支喘息は気道の粘膜に慢性的に炎症が起こり、気道が過敏になっている状態です。風邪などをきっかけにゼイゼイする発作を3回以上起こすと気管支喘息と診断されます。

発作の原因としては、喫煙(粒子が髪の毛や服についています)やウイルス感染が多いです。その他には、ハウスダストやダニ、花粉などのアレルギーが原因で起こるアトピー型もあります。

治療にあたっては、お子様の症状に応じて使用する薬剤を決めます。具体的には、喘息発作時に症状を鎮める薬(リリーバー:発作治療薬)、症状のないときにも炎症を抑えるために継続して使用する薬(コントローラー:長期管理薬)を併用します。そして、リリーバーを使用しなくても済む状態を目指し、コントローラーを適切に使って改善を目指していきます。発作を起きにくくすることで、学校生活や運動などの本人の日常生活の質の向上が期待できます。

お子様に合わせた適切な治療を根気よく続ければ、大半は中学校に入る頃までに治ります(一方で、成人になってから発症した気管支喘息はあまり治りません)。

食物アレルギー

原因となる食品を摂取することによって、じんましんのような皮膚疾患をはじめ、様々なアレルギー反応が引き起こされる疾患です。具体的なアレルゲンには、鶏卵、牛乳、小麦、そば、落花生、エビ、カニなどのほか、牛肉、豚肉、鶏肉、一部の魚、一部の果物など多岐にわたっています。

アレルゲンとなる食物が体内に入り込むと、体内の抗体と反応して皮膚症状や呼吸困難、粘膜症状などが現れます。今までは問題なく食事をしていたとしても、突然、特定の食べ物に対してアレルギー反応が起こることがあります。

アレルゲンによって寛解しやすさが異なるため、多少方針が異なりますが、基本的には必要最低限の除去を続けながら、寛解を目指して少しずつアレルゲンを負荷していきます。

アトピー性皮膚炎

痒みのある湿疹が特徴的な慢性皮膚疾患であり、症状が良くなったり、悪くなったりを繰り返します。目や口の周囲、耳、頭、頸部、手や足の関節部など、様々な部位に湿疹ができ、強いかゆみがあります。

患者さまの多くは、皮膚が乾燥しやすい素因(ドライスキン)とアトピー素因(アレルギーを引き起こしやすい体質)をあわせ持っています。

アトピー性皮膚炎の治療にあたっては、まず症状が悪化している因子を取り除くことが大切です。さらに、保湿剤などの日常的なスキンケアが最も重要です。その上で状態によっては、ステロイド薬のぬり薬を使用します。ステロイド薬は、長所や短所をしっかり把握した上で使用すれば、とても心強い味方になります。当クリニックでは、ステロイド薬を使用する際は、そのときの皮膚の状態を見極め、ガイドラインに則り、適切な強さ・量・期間を決めていきます。免疫抑制薬(タクロリムス水和物)のぬり薬などを使用することもあります。

当クリニックでは、かゆみでよく眠れない(成長ホルモンの分泌が妨げられ低身長になる可能性があります)、皮膚がガサガサになっているなどの改善を当面の目標としますが、最終的な目標はお子様がアトピー性皮膚炎でない方と変わらない日常生活を送ることです。保護者の方も納得された上で一緒に治療して行きたいと思っておりますので、不安なことがあれば、何でもご相談ください。

花粉症

植物の花粉が鼻や口から体内に入り込み、アレルギー症状を引き起こす疾患です。何回も立て続けに出てしまうくしゃみ、透明でサラサラした鼻水、両側の鼻づまりなどが主な症状です。さらに、結膜炎などの原因としても知られており、眼がかゆくなったりします。

原因となる花粉は、スギやヒノキ、ハンノキ、ヨモギ、ブタクサなど数種類あります。

治療に関しては、主に抗ヒスタミン薬を内服します。これにより、鼻水や鼻づまり、眼のかゆみなどを軽減します。鼻の症状が強い場合は、ステロイド点鼻薬を併用します。眼の症状が強い場合は、抗アレルギー点眼薬やステロイド点眼薬を使用し、眼のかゆみや異物感を軽減させます。

スギ花粉症やダニの舌下免疫療法

まつもとこどもクリニックのアレルギー科では、御要望を多数いただいておりましたスギ花粉症やダニの舌下免疫療法を行っております。
スギ花粉(ダニ)の抽出物を少量ずつ投与することで体を慣れさせていき体質改善をする治療法です。保険適応の治療になります。
スギ花粉症の内服治療はスギ花粉が飛散していない時期(5月下旬~12月ころ)から始める必要があります。ご興味がある方は、一般診察の時間帯で御相談ください。

治療は5歳以上から可能ですが、薬を舌の下に1分間保持する必要がありますので、小学生以上が目安と考えます。
舌下免疫療法は少なくとも1か月に1回通院する必要があります。発熱・咳・鼻水などの急性疾患の患者様から、土曜日の一般診察の予約が取れないとの声を多くいただいておりますので、当院での舌下免疫療法は土曜日以外に通院できる中学生以下の患者様とさせていただきます。ご不便をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。
なお、付き添いで来院できる保護者の方であれば一緒に治療することができます。

院長
松本 真輔
(日本小児科学会 小児科専門医/日本小児科学会認定 小児科指導医
日本腎臓学会 腎臓専門医/日本腎臓学会認定指導医)
診療科目
小児科・アレルギー科
所在地
千葉県松戸市東松戸2-5-1 ファインシティ東松戸1階
アクセス
JR武蔵野線、北総鉄道北総線 東松戸駅から徒歩2分
電話番号
047-388-4152
Web予約受付
診療時間 日祝
9:00~12:00
15:00~18:00
予防接種・健診 日祝
8:00~9:00
14:00~15:00

休診日:水曜午後・土曜午後・日曜・祝日

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